2005年12月18日 (日)
12月7日、文京シビックセンター大ホール5周年記念イベント『野村万作・萬斎 狂言の夕べ』を観にいきました。その日の昼に初文楽、夜には初狂言という、お初づくしの一日でした。
最近、観にいって書き込んでも下書きのまま放置してたけど、ブログは自分の日記ということで、過去にみたものもUPしていきます。
初・野村萬斎は、10月の囃子の会・三響会でしたが、やはり、狂言というものを一度観たくなりまして、ぴあで探しましたら、『靭猿』という演目をみつけて、これって息子さんの初舞台の演目で確かドキュメントで放送されていた演目では?子役好きだし、劇場も近いし、お手ごろ価格だったので、ポチッと押してチケット確保。
開演時間になり、舞台に萬斎さん登場。これからの演目の内容や狂言のことを説明してくれました。ちょっとびっくり。解説がつくとは思っていなかったので。
萬斎さんの声は低くて太いですね、みかけと全然違う。マイクを通すとさらに重低音という感じ。
一番へぇ〜と思ったのは、太郎冠者・次郎冠者の説明で、英語でいうなら、first servant,second servantという説明。日本語なのに英語の説明の方があっさりわかるのもおもしろい。冠者とは狂言では召使。太郎・次郎は1番・2番という感じらしい。
簡単な説明のパンフもあり、難しい語句の説明もあったりして、とても良かった。でも「勉強じゃないからこればっかり見ないでくださいね。感じてください。」と萬斎さんの注意事項あり。そうそう、せっかくの生の舞台は感じないとね。
「感じる」ということで思うことをちょっと脱線して語ると、歌舞伎座に行っていつも思うのは、今の筋書きはぶ厚すぎるということですね。かといってチラシだけじゃ簡単な筋と名題以上の役者の名前しか確認できないし。まあ、昼夜で1冊だししょうがないとも思うんですが、あれだけの量、幕間にも読みきれないですよ。幕間は、お弁当たべたり、アイス食べたり、トイレにも行かないといけないから忙しいんだから(笑)。といって、読みながら観るのは野暮だと思うし(10月の国立はあまりに複雑な筋にギブアップして読みながら観ましたが・・・・)。特に、いまの私は、何もかもが始めての演目ですから、へぇ〜とか、えぇ〜とかいう感覚を大事にしようと、できるだけ知識は詰め込まないで観るようにしてます。あの衣裳素敵だとか、変な鬘だとか、そればっかり観ていたりする脱線もしますが、それがまた楽しみ。あれってなんだっただろうと知りたくなってから調べて、いつかその演目がかかったら再確認(歌舞伎チャンネルでも確認できる)できるのが歌舞伎のいいところでもある気がする。なが〜く観ていけますもんね。
脱線しましたが、狂言ってとってもシンプルで、無駄なものを加えていないので、余計に感じないとおもしろくない気がします。と思いながら観た演目は「附子(ぶす)」と「靭猿」。
「附子(ぶす)」は、一休とんち話や小学校の教科書にもあるそうです。太郎冠者と次郎冠者が主人の留守に、これは危険な毒(附子)だといわれたものが実は砂糖(当時はとても貴重)だとわかり食べてしまう。言い訳に、あたりのものを壊して、それをお詫びするために附子を食べて死のうとしましたというお話。
感想はというと、一言、お砂糖舐めたくなりました。昔はお砂糖舐めたもんですよ。角砂糖が口の中でほろりと溶けるのが楽しかったしおいしかった。そういうこと思い出して楽しくなりました。
あと、衣裳がとてもモダンでアートしてておもしろい!太郎冠者の背中の模様は「なまず」でした。玉三郎さんの緻密な衣裳も素敵だけど、こういうのも素敵。これから狂言もののときは衣裳に注目です。
次は、お楽しみの「靭猿」。お猿さんは、萬斎さんの息子さんの裕基くん。いま6歳。萬斎さんいわく「猿の適齢期」。
文京区民ということできばってこの演目を選びました、次の10周年記念があっても出せない(もう大きくなっている)ので、ちょうどうまくこの演目を選ぶことができましたとのこと。ラッキー。
お猿さんは面をつけているのですが、小さい子供にとってはこれは大変なこと(視界がせまい)で、さらに、大名と猿曳きのやりとりの間、自由演技(体をかいたり、のみをとったり、でんぐり返しをしたり)を続けないといけない。で、裕基くん、かわいかったですよ。たま〜に、舞台ですべっちゃったりして、それがまたかわいい!恥ずかしながら子役好きです。
でも、猿ばかりに目がいくのは悔しい、こちらのやりとりも観てという萬斎さんは子供さんに対しても負けず嫌いなんですね。演技中、猿にちゃんちゃんこ?を着せてあげたり、最後は、お猿さんをおんぶして去っていくのが、やはり親子だと、こちらもほのぼの度がひとしお。猿と猿曳きの情愛にほろりとさせていただきました。猿の適齢期に出会えてよかった。
この舞台のあと、萬斎さんの本や狂言の本を読んで、狂言って、私に合いそうと思ってます。身体表現が好きなんですよね。言葉、言葉という舞台より。もともとバレエを観るのが好きだったし。だから、歌舞伎もリアルな世話物より、たっぷりした時代物の方が好きなのかなと思ってます。バレエのパ・ド・ドゥなんて、歌舞伎でいうと見得だったり、大向こう風にいうなら、たっぷり!という感じでしょ。
観終わっての感想はというと、やはり一度、能舞台できちんと観なくてはと思いましたね。この日の演目自体は、とてもわかりやすいものだし、5周年ということや、萬斎さんが文京区民ということもあり、サービスたっぷりで楽しいものだったんですが、狂言ってもっと奥深いものなんじゃないかなと、そういう奥深さにふれたいなと思いまして。
でも、どんな演目がいいんでしょうねぇ。いま、萬斎さんの本や狂言の本を読んで選定中。しかし、萬斎さんて忙しそう。ぴあで検索するとおそろしいほどのスケジュールです。しぇ〜ってかんじ。
ということで、また、狂言行きたいと思っているんですが、何がいいですかね。狂言好きの方、ご指南願います。
最近、観にいって書き込んでも下書きのまま放置してたけど、ブログは自分の日記ということで、過去にみたものもUPしていきます。
初・野村萬斎は、10月の囃子の会・三響会でしたが、やはり、狂言というものを一度観たくなりまして、ぴあで探しましたら、『靭猿』という演目をみつけて、これって息子さんの初舞台の演目で確かドキュメントで放送されていた演目では?子役好きだし、劇場も近いし、お手ごろ価格だったので、ポチッと押してチケット確保。
開演時間になり、舞台に萬斎さん登場。これからの演目の内容や狂言のことを説明してくれました。ちょっとびっくり。解説がつくとは思っていなかったので。
萬斎さんの声は低くて太いですね、みかけと全然違う。マイクを通すとさらに重低音という感じ。
一番へぇ〜と思ったのは、太郎冠者・次郎冠者の説明で、英語でいうなら、first servant,second servantという説明。日本語なのに英語の説明の方があっさりわかるのもおもしろい。冠者とは狂言では召使。太郎・次郎は1番・2番という感じらしい。
簡単な説明のパンフもあり、難しい語句の説明もあったりして、とても良かった。でも「勉強じゃないからこればっかり見ないでくださいね。感じてください。」と萬斎さんの注意事項あり。そうそう、せっかくの生の舞台は感じないとね。
「感じる」ということで思うことをちょっと脱線して語ると、歌舞伎座に行っていつも思うのは、今の筋書きはぶ厚すぎるということですね。かといってチラシだけじゃ簡単な筋と名題以上の役者の名前しか確認できないし。まあ、昼夜で1冊だししょうがないとも思うんですが、あれだけの量、幕間にも読みきれないですよ。幕間は、お弁当たべたり、アイス食べたり、トイレにも行かないといけないから忙しいんだから(笑)。といって、読みながら観るのは野暮だと思うし(10月の国立はあまりに複雑な筋にギブアップして読みながら観ましたが・・・・)。特に、いまの私は、何もかもが始めての演目ですから、へぇ〜とか、えぇ〜とかいう感覚を大事にしようと、できるだけ知識は詰め込まないで観るようにしてます。あの衣裳素敵だとか、変な鬘だとか、そればっかり観ていたりする脱線もしますが、それがまた楽しみ。あれってなんだっただろうと知りたくなってから調べて、いつかその演目がかかったら再確認(歌舞伎チャンネルでも確認できる)できるのが歌舞伎のいいところでもある気がする。なが〜く観ていけますもんね。
脱線しましたが、狂言ってとってもシンプルで、無駄なものを加えていないので、余計に感じないとおもしろくない気がします。と思いながら観た演目は「附子(ぶす)」と「靭猿」。
「附子(ぶす)」は、一休とんち話や小学校の教科書にもあるそうです。太郎冠者と次郎冠者が主人の留守に、これは危険な毒(附子)だといわれたものが実は砂糖(当時はとても貴重)だとわかり食べてしまう。言い訳に、あたりのものを壊して、それをお詫びするために附子を食べて死のうとしましたというお話。
感想はというと、一言、お砂糖舐めたくなりました。昔はお砂糖舐めたもんですよ。角砂糖が口の中でほろりと溶けるのが楽しかったしおいしかった。そういうこと思い出して楽しくなりました。
あと、衣裳がとてもモダンでアートしてておもしろい!太郎冠者の背中の模様は「なまず」でした。玉三郎さんの緻密な衣裳も素敵だけど、こういうのも素敵。これから狂言もののときは衣裳に注目です。
次は、お楽しみの「靭猿」。お猿さんは、萬斎さんの息子さんの裕基くん。いま6歳。萬斎さんいわく「猿の適齢期」。
文京区民ということできばってこの演目を選びました、次の10周年記念があっても出せない(もう大きくなっている)ので、ちょうどうまくこの演目を選ぶことができましたとのこと。ラッキー。
お猿さんは面をつけているのですが、小さい子供にとってはこれは大変なこと(視界がせまい)で、さらに、大名と猿曳きのやりとりの間、自由演技(体をかいたり、のみをとったり、でんぐり返しをしたり)を続けないといけない。で、裕基くん、かわいかったですよ。たま〜に、舞台ですべっちゃったりして、それがまたかわいい!恥ずかしながら子役好きです。
でも、猿ばかりに目がいくのは悔しい、こちらのやりとりも観てという萬斎さんは子供さんに対しても負けず嫌いなんですね。演技中、猿にちゃんちゃんこ?を着せてあげたり、最後は、お猿さんをおんぶして去っていくのが、やはり親子だと、こちらもほのぼの度がひとしお。猿と猿曳きの情愛にほろりとさせていただきました。猿の適齢期に出会えてよかった。
この舞台のあと、萬斎さんの本や狂言の本を読んで、狂言って、私に合いそうと思ってます。身体表現が好きなんですよね。言葉、言葉という舞台より。もともとバレエを観るのが好きだったし。だから、歌舞伎もリアルな世話物より、たっぷりした時代物の方が好きなのかなと思ってます。バレエのパ・ド・ドゥなんて、歌舞伎でいうと見得だったり、大向こう風にいうなら、たっぷり!という感じでしょ。
観終わっての感想はというと、やはり一度、能舞台できちんと観なくてはと思いましたね。この日の演目自体は、とてもわかりやすいものだし、5周年ということや、萬斎さんが文京区民ということもあり、サービスたっぷりで楽しいものだったんですが、狂言ってもっと奥深いものなんじゃないかなと、そういう奥深さにふれたいなと思いまして。
でも、どんな演目がいいんでしょうねぇ。いま、萬斎さんの本や狂言の本を読んで選定中。しかし、萬斎さんて忙しそう。ぴあで検索するとおそろしいほどのスケジュールです。しぇ〜ってかんじ。
ということで、また、狂言行きたいと思っているんですが、何がいいですかね。狂言好きの方、ご指南願います。
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2005/12/19(Mon) 12:56 | | | 【編集】
こんにちは。私も萬斎さんの『附子』見ました!!定番ですけど、面白いですよね!!『靱猿』は残念ながら、ドキュメントと、その後放送された初舞台の映像しか見ていません(^^;。見られる内に見たいと思っているのですが・・・。
狂言ですと、あと茂山千五郎一門もおすすめですよ!!やっぱり狂言は面白くないと!!こちらもDVDなど映像も出ていますけど・・・。
あと、狂言の会も良いですが、私は基本的にお能と狂言一番づつくらいの会が好きです(^^)
狂言ですと、あと茂山千五郎一門もおすすめですよ!!やっぱり狂言は面白くないと!!こちらもDVDなど映像も出ていますけど・・・。
あと、狂言の会も良いですが、私は基本的にお能と狂言一番づつくらいの会が好きです(^^)
やはり茂山千五郎家が楽しそうですね。いま読んでる「狂言にアクセス」という本にも茂山家がたくさんでてるし(笑)
「花子」が「身替座禅」のもと狂言のようなので、これが能楽堂でかかったら行ってみようかなと企んでおりますがどうでしょう。
能と狂言が一番ずつを能楽堂でと思うのですが、能はまだ無理かなと、能こそ演目を選ばないとと思っているんです。
囃子の会の「井筒」で爆睡して以来、下手にいってだめになりそうな予感がまだ消えないんですね。でも、能楽堂で観れば、能はまったく違うものに感じられるのではとも思ってます。
囃子の会ですごいなぁと思った「石橋」あたりで、能楽堂デビューしたいなぁと目論んでおります。
「花子」が「身替座禅」のもと狂言のようなので、これが能楽堂でかかったら行ってみようかなと企んでおりますがどうでしょう。
能と狂言が一番ずつを能楽堂でと思うのですが、能はまだ無理かなと、能こそ演目を選ばないとと思っているんです。
囃子の会の「井筒」で爆睡して以来、下手にいってだめになりそうな予感がまだ消えないんですね。でも、能楽堂で観れば、能はまったく違うものに感じられるのではとも思ってます。
囃子の会ですごいなぁと思った「石橋」あたりで、能楽堂デビューしたいなぁと目論んでおります。
そうですねぇ。お能も感覚で楽しむべきだと思いますが、歌舞伎でもそうですが、最初の出会いは大事ですよね。見た目が派手なものとか、ストーリーが分かりやすいものがおすすめかな?!と思っています。ですが、私はお能好きでも能楽堂で寝てしまう時もあります(爆)でもやっぱり能楽堂で見るのがベストだと思います(^^)初心者向けの公演も割とあるので、是非お能もチャレンジしてみてください(^^)
やはり能楽堂がいいですよね、きっと。
今回の玉三郎さんの船弁慶をみて、演目にふさわしい劇場というものを意識したので、やはり能や狂言は能楽堂なのではと思いました。
実のところ、能にもはまると、財政破綻への道まっしぐら・・・・という気持ちもあり、ちょっとチャレンジを思いとどまっているのも否めないのですが、生の舞台は一度かぎりですもんね。
来年中のデビューを目指して頑張ります。
今回の玉三郎さんの船弁慶をみて、演目にふさわしい劇場というものを意識したので、やはり能や狂言は能楽堂なのではと思いました。
実のところ、能にもはまると、財政破綻への道まっしぐら・・・・という気持ちもあり、ちょっとチャレンジを思いとどまっているのも否めないのですが、生の舞台は一度かぎりですもんね。
来年中のデビューを目指して頑張ります。
2005/12/20(Tue) 15:34 | URL | まこ | 【編集】
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